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「陸王」大迫傑/福岡国際マラソンで快挙。ファスフット走法のすごさとは?

更新日:

TV番組「陸王」が注目を集め、人気が高まっています。

ランニングをテーマにした番組そのものが少ない中、

経営不振で悩む老舗の中小企業をランナーの活躍が救う。

いかにも、日本人が好む番組の作りで、陸上競技好きではなくても、日曜の夜が楽しみという方も多いことでしょう。

もちろん、ランナーや陸上競技好きの方には、必見の番組。

その陸王の人気を後押しするように、

低迷が続く日本マラソン界に救世主が出現。

 

そうです。

「大迫傑選手」です。

 

12/3日にあった、福岡国際マラソンで

大迫傑選手が2時間7分台の好タイムで3位入賞。

そんな日本マラソン界期待の星、大迫選手の走法も話題を集めています。

この記事では、既に、健康のためにジョギングや、趣味でランニングに取り組んで方。

また、これから始めよう、始めたい方に走法をご紹介していきたいと思います。

自分に合った無理のない走法でこそ、健康増進につながりますので、

この記事を参考にして、ご自分のトレーニングに生かしていただければ

うれしい限りです。

 

それでは本題に。

 

目次

大迫傑選手って何者?

大迫選手は、もともと、早稲田大学や日清食品グループで活躍していた

日本長距離界の期待の星でした。

箱根駅伝やニューイヤー駅伝で大活躍していましたから、

ファンの方も多いことでしょう。

その大迫選手は、早大から日清食品グループという、いわば陸上競技のエリートコースを

捨て、15年の春にアメリカにわたり、プロランナーになりました。

アメリカでは、「ナイキ・オレゴンプロジェクト」という、

世界の超一流選手が集まる、いわば陸上競技の虎の穴に、

アジア人では唯一参加。

世界のトップランナーと厳しいトレーニングを積み、

大迫選手の初マラソンだった、「ボストンマラソン」で衝撃の3位入賞。

 

その実績から、福岡国際マラソンで大きな期待を集めていましたが、

海外の有力選手と互角に戦い、並みいる競合を押しのけ、見事に3位に入賞しました。

早稲田大学の先輩でもある瀬古さんもゴールで大喜びしていたのが

なんとも微笑ましく感じました。

 

そんな大迫選手がオレゴンプロジェクトで身に付けた走法とは何なの

大迫選手の速さと強さの源がどこにあるのか?

また、従来の日本人ランナーとどこが違うのか?

これまで、マラソンや陸上競技に興味・関心がなかった方にも

必見の情報です。

 

大迫選手はファスフット走法で走っていた

TVドラマ陸王で「ミッドフット走法」が話題になっていて注目を集めていますが、

一般的にランニングの着地の方法は

「ファスフット(前足部)走法」     つま先から直地

「ミッドフット(中足部)走法」     足の裏全体で着地

「ヒールストライク(かかと部)走法」  かかとから着地

に分類されています。

 

ランニングではどこの部分で着地するかが重要です。

一般の人は歩く時や走る時、普通に踵着地になっています。

(ご自分の歩き方、走り方を考えれば、そうなっていますよね)

 

大迫選手がオレゴンプロジェクトで身に付けた走法が

まさに「ファスフット走法」

 

「ファスフット走法」の特長

フォアフット走法の特長としては、

①ヒールストライク(かかとからの着地)よりも、ひざへの負担が軽減されること

②接地時間が短く、筋肉への負担が和らぐこと
  (※ただし、フォアフット走法を習得することで「腱」が使えるようになれば)

などがあげられます。

マラソンや長距離界で速いランナーが多いエチオピアやケニアの選手の多くは、このフォアフット走法で走っています。

海外のランナーは、小さい頃からの生活習慣が影響していて、結果的にフォアフットになっている可能性が高いと言われています。

長距離ランナーにとって、最も効率的な走り方といえるかもしれませんが、日本人は海外のランナーと比べ、骨格の違い、筋肉のつき方や筋肉の質に違いがあるため、簡単に習得することは難しいかもしれません

日本人では習得が難しいといわれているファスフット走法。

それを克服して、結果を出した大迫選手。

イヤー アッパレ!!!

 

話題のミッドフット走法とは?

ミッドフット走法の特長としては、
①足の裏全体での衝撃吸収やひざの使い方により身体への負担が軽減されること

②体幹が安定し、身体全体を使った走りがしやすくなること

③ランニング中の上下動が少なくなるので、エネルギーロスを少なくすることができること

などがあげられます。

つまり、身体全体で衝撃を吸収し、身体全体で推進するため、スピードを出すことはもちろん、トレーニング効果が高まります。

ミッドフット走法を習得できると、最終的に他の走り方(ヒールストライク走法)と比べ、身体、筋肉への負担を減らすことができるので、ランニング上級者やサブ3を目指すスピードランナーには特に身に付けてほしい走り方です!
また、トレーニングに取り入れることで、身体機能の向上や、ランニングフォームの改善などの効果を得ることができると言われています。

ただ、ミッドフット走法の習得度合いによって、身体全体を使った走りで必要となる筋肉への負担は変わってきます。よって、ランニング初心者の方ほど、ミッドフット着地の正しいフォームを習得することが重要です。いきなり長い距離をミッドフット着地で走ることはせず、まずは短い距離から取り入れていきましょう!

上記がミズノのミッドフット走法の紹介分になりますが、

さすが、ミズノです。

ランニング上級者やサブ3を目指す人が身に付ける走法と紹介されています。

(※ちなみにサブ3とは、マラソンを3時間以内で走ることを言います。)

一般的なランナーはどんな走法があるかなど考えてはいません。

アスリートを応援する姿勢をミズノに感じて、なんだかシンパシーを感じています。

(※ミズノのイメージアップ戦略にはまったかな?)

初心者にはヒールストライク走法

日本のランナーで一番多いのが、ヒールストライクと言われています。

ヒールストライク走法の特長は、

接地した後、地面からの反発力を利用しながら、前への推進力を得て走ることができるところです。

ただ、ヒールストライク走法はシューズの機能に頼りすぎた走りになってしまいがちです。

衝撃吸収や前方への推進力をシューズが助けてくれるので、身体への負担が少ない分、走るための筋力を鍛える効果は低いと言われています。

 

まとめ

ランニングの着地にも、いろいろな方法があることがお分かりいただけましたか。

大迫選手がオレゴンプロジェクトでプロランナーになったことは、

実業団や大学で駅伝中心の日本陸上界に衝撃を与えました。

ある意味、最強の市民ランナー「川内優輝」選手が陸連に与えた意識改革の重要性を

再度、大迫選手が日本陸連に突きつけたことになります。

福岡国際マラソンでの大迫選手の頑張りを見て、他の選手、特に学生ランナーは燃えて奮起するでしょう。

短距離では、待望の9秒台が桐生選手によって生まれたことで、ライバル選手たちの目の色が変わっています。

さあ~、これでマラソンも面白くなりました。

 

東京オリンピックで大迫選手が国立競技場に日の丸を掲げるのを見てみたい!

 

それが、陸上フアンだけでなく、日本人みんなの願いでしょう。

楽しみですね!

 

ということで、健康のためにランニングやジョギングを始めようと考えている方は、

ご自分に合ったトレーニング方法を考えてトライしてください。

 

ps

TVの陸王も、益々、目が離せなくなってきました。

楽しみましょう。

 

 

 







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Gama

新しもの好きでなんにでも好奇心旺盛の親父です。 仕事は、健康施設やゴルフ関連、IT関連の企画コンサルなどをしています。 好きなものは、ゴルフ、お酒、ネットサーフィンなど、 野次馬根性だけは、誰にも負けません。

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