https://www.youtube.com/watch?v=6Yvi3eZgWM4
ヤア、ようこそ!
加川良が注目を集めていることを我がことのように喜んでいる筆者のgamaです。
加川良にしびれて、学生時代にフォーク狂いだった筆者は、
「杏さんの動画を見て癒された人続出とネットで話題になっている」
という、yahooニュースの記事を読み、早速動画を見て、びっくり仰天。
なんと杏さんが歌っている曲は、「教訓1」じゃないですか。
ネット上で動画を見られた人の感想が
〇 杏さんの歌声が透き通っているよう
〇 ギターの弾き語りが上手
と杏さんの歌に対する称賛の声が多かったのは、もちろんですが、
加川良の教訓1の歌詞に感動したとの感想もたくさんありました。
そこで、この記事では、教訓1のほか、加川良の想いが詰まった
「心にしみる」数々の曲を紹介しようと思います。
筆者の思い入れたっぷりですが、興味を持たれたら、YouTubeを見ることを
おススメします。
杏さんの動画に癒されたあなたなら、きっと、新たな発見がありますよ。
それでは、始まり始まり!
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目次
杏が動画を配信したきっかけと想い
そもそも、杏さんが動画で発信したかったメッセージとは、
ウイルスの脅威から、命を守るために家にひきこもる人々への
応援の意味合いからでしょう。
星野源さんが発信元となり、芸能界やスポーツ界にまで広がった
「うちで踊ろう」ネットワークの流れに乗った感じですね。
自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。
利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを
杏
杏さんはユーチューブに上記のコメントを添えて投稿しています。
加川良が50年前,歌に込め世間に投げかけたメッセージは、
引きこもりを余儀なくされている、”現代の人々をも勇気づける”内容であったことを
杏さんが証明してくれましたね。
加川良の唄が心に沁みるわけ
加川良は反体制フォークのメッセンジャーとして、
当時の若者の心を詩にし、代弁したことからたくさんの支持を集めました。
加川良の詩は、己の思いを洗いざらいさらけ出す。
弱さや汚さもすべてつつみ隠さずに!
この姿勢が、聞く人の共感を呼び、特に将来に対して不安を抱える当時の若者たちから、
絶大な支持を集めることができた要因だったのでしょう。
加川良の沁みる唄 ベスト5
杏さんの動画のおかげで現在は、「教訓1」だけでなく、加川良のほとんどの曲を
YouTubeで聞くことができるようになりました。
それまでは、インターネットで検索しても、記事はパラパラ。
YouTubeに至っては、動画検索でも出てこない始末。
ファンとして、寂しい思いをしてきました。
それが今は、どうでしょう。
筆者が加川良に取りつかれたきっかけとなった、
アルバム「親愛なるQに捧ぐ」まで見ることができるようになっています。
シングル曲では、
「偶成」
「こがらしえれじい」
「下宿屋」
などなど、心の沁み唄が満載のアルバムです。
加川良 メッセージソングの一押し二押し
もちろん、加川良の最強のメッセージソングは
「教訓1」で決まりでしょう。
しかし、筆者がぜひともあなたに聞いてほしいのは、
「伝道」という曲です。
教訓1と同じく、人の在り方をうたい、
心にささる詩です。
そして、もう一曲は
強烈な社会風刺をこめた反戦歌
「戦争しましょう」
両方の曲とも、加川良の人柄の良さと想いが見える歌詞になっています。
もちろんユーチューブで見られますよ。
必聴です!
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杏が気づきを与えた「唄は世につれ、世は唄につれ」
自分たちではどうにもならない社会の決まりごとに対して、自分の意見や想いを
唄にして発信する。
すると、「この指とまれ」現象が起きて、人と人とが繋がるネットワークが生まれ、
そのパワーが社会に何らかの影響を与える。
古今東西、昔も今も変わらない現象です。
まるで現代社会と50年前の社会の世相とがオーバーラップしているみたいです。
現在は、個人がスマホなどで、いつでも自由にユーチューブなどに、
自分の想いを発信することが、当たりまえのようにできる社会です。
しかし、当時は自分の考えや思いを手軽に発信する手段は少なく、
アコースティックギター一本で、反戦歌や社会を風刺するメッセージを手軽に表現できる
フォークソングが、若者の心をつかんだのでしょう。
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フォークソングのそもそも!
フォークソングは、もともと、民謡や民族音楽を指していたのが、アメリカの反戦運動や公民権運動と
結びつき、政治に抗議的な、メッセージ性の高いプロテクトソングや反戦歌として広がってきました。
多分、あなたがもたれているフォークソングのイメージは、
歌い手がアコースティックギターやバンジョー・ハーモニカなどで弾き語りしている。
そんなスタイルだと思います。
そのフォークソング発祥地のアメリカでは、”ボブデュラン”がプロテストソングの神様と呼ばれ、
「ジョーン・バエズ」「ピーター・ポール&マリー(PPM)」などが幅広く支持されていきました。
その流れをうけ、日本でもPPMをコピーするスタイルが人気を博していましたが、
よりメッセージ性の高い唄で若者を引きつけたのが、「受験生ブルース」の高石友也。
そして、日本でフォークの神様と若者に支持されたのが、「岡林信康」。
ほかにも、日常をうたう詩人の高田渡などが関西フォークとして注目をあつめていました。
(高田渡は現代風にいえば、個人ブログで日記を書いているようです → 必見の価値あり)
そこにさっそうと現れたのが、われらが「加川良」。
伝説となった1970年の中津川フォークジャンボリーに
「教訓1」を引っ提げ、飛び入れ参加。
あふれるような熱気は、ラジオでもビンビンと心に響き、
それから筆者は、加川良のコピー三昧に明け暮れるようになったという、
なんとも、懐かしい思い出です。
その後、
「よしだたくろう」「井上陽水」「泉谷しげる」などが、続々とデビューし、
人気ものとして、メジャーになっていくのですが、
加川良はだんだんと表舞台から退いていきます。
そこのところを書き出すと、ページがいくらあっても足りなくなるので、
加川良や岡林信康などが第一線に出なくなった理由は、
別の記事で改めて紹介したいと思います。
まとめ
杏さんの動画をきっかけにして、加川良の発したメッセージが時代を超え、
いつの世でも、人の心に感動を与えるものだということで再評価されています。
筆者も加川良の影響をもろに受けた世代であることから、
今になって振り返ってみると、50年前の何となく不安でざわついた世相と
現在が重なり合っていることを実感します。
あまり言いたくはないのですが、「ホームステイ」ができるのなら、
YouTubeで加川良を存分に聞きましょう。
杏さんの動画とは一味違った感動を覚えること、請け合います。
それでは、お楽しみください。