真夏のゴルフは体力勝負。
健康のためにと、ゴルフを始めたシニアの方は、多いことでしょうが夏場のラウンドはどうされていますか?
筆者は、毎日のように練習やラウンドをされているシニアの方は、真夏のラウンドでも平気そうに見え、働き盛り世代や若い人のほうが、かえって暑さに弱いように思っていますが、
どうでしょう?
夏場はじっとしていても体力を消耗します。
クーラーの効いた部屋でじっとしていると益々、動くのが億劫になり、どんどん体力と意欲は低下していきます。
筆者は、不整脈のため、数年前にラウンド途中でリタイヤして以来、真夏の日中でのゴルフは控えていました。
しかし、2年ほど前に、不整脈の修正手術を受け、体力の回復具合を測るため、暑い盛りのゴルフに挑戦して、体力に自信を取り戻した経験があります。
そこで、今回は、「真夏のゴルフが自分の体力を知る上で役に立つ」というテーマで、
筆者が実際にラウンドした様子をまじえながら、体験記を書いてみます。
シニア世代だけでなく、夏場の暑さは苦手というゴルファーの方、
また、筆者と同じような症状の方の参考になれば幸いです。
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なお、前回の記事、心房細動カテーテルアブレーション術後・・・・で次のミッションと書いていたのは、
ゴルフをやることでした。よろしければ、そちらの記事もお読みください。
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目次
ゴルフラウンドでの動悸・息切れの原因は?
ゴルフが自分の体力を知る上でのバロメーターになると思ったのは、高血圧と不整脈の治療のため、
通院を始めたことがキッカケでした。
数年前、真夏のゴルフでリタイアした原因は、熱中症が原因だったため、という思い込みがあり、
その経験がトラウマになっていたのか、暑い日のラウンドで、動悸や息切れがあると、
熱中症の症状だろうと思っていました。
それが、検診の結果、動悸、息切れが不整脈のせいだとわかり、治療してなおれば、
夏場のラウンドでも大丈夫とドクターから有難いお墨付きをもらいました。
そして、不整脈修正の手術を受けたのが、2年前の7月末。
手術を受ける大学病院への通院時、堤防道路沿いに広がる河川敷コースを見ながら、手術が終わったら、必ず、ラウンドをするぞと心に決めました。
真夏ラウンドデビュー1回目
カテーテルアブレーション(不整脈修正手術)を受けた後の1か月検診。
順調に回復し、投薬をやめても良いとの診断がでました。
これで、ゴルフをやって動悸・息切れがでなければ自信回復になると決断し、河川敷コースへ向かいました。
8月末とはいえ、まだまだ炎天下。
手引きカートを引きながらのラウンドは体験がなく、一抹の不安が頭をよぎります。
しかし、久しぶりの芝のむせかえるような臭いと感触に浸りながら、無事9ホールを終了。
暑さでグッタリしたことをのぞけば、心配した心臓ドキドキはでません。
これで、「これから、仲間に迷惑をかけずラウンドができるぞ」と多いに自信を取り戻し、一気にゴルフへのやる気が満ち溢れました。
38.5度の酷暑はゴルフをする環境か?
術後2年目の検診結果次第で、体力測定のため、真夏ゴルフに挑戦することにしました。
やろうと決めたのは、手術のあと、体力強化・維持と飛距離アップを目的に始めた、トレーニングの成果を確かめるためでした。
そして検査日をむかえ、検診結果は順調でなんの心配もいらないと、ドクターからお墨付きを
いただけます。
しかし、当日は今年一番といってよいほどの暑さで温度計を見ると、38.5度。
前日にラウンドを前提に、暑さ対策グッズは用意していましたが、予想を上回る気温で、
急きょゴルフ5へ直行し、一枚だけ残っていた冷感タオルを購入。
そして、河川敷コースへ向かうと、以前ラウンドしたコースには、人っ子一人いません。
日陰になる場所が一か所もなく、数か所、テントがあるだけだから当然かとあきらめ、
隣のコースへ向かうも、同じ条件です。
さすがに無理だとあきらめ、帰ることに決め堤防道路を走っていると、
次のコースではラウンドしている人がたくさんいるのを発見。
女性ゴルファーも数名いるのを見て、これならラウンドできるかも?
とまたぞろやる気がムクムク。
しかし、よく見るとみんな電動カートでのラウンドです。
一人で手引きの人は誰も見えません。
やはり無理かと、あきらめ帰りかけて、目にしたのが、隣のコース。
コースの途中に大きな橋がかかっていて、橋の下は、絶好の日陰になっています。
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コース管理スタッフが心配してくれる
このコースなら、ラウンド中にばてた場合でも橋下の日陰に避難できる。
と思いながら、受付に行き、一人ラウンドはできるかと尋ねると、スタッフさんから、「今日が今年一番の暑さ、ご覧の通りラウンドする人は誰もいません」と解答あり。
意を決して、ラウンドする旨を伝えると、「無理は絶対しないでください」。
心配する声とおまけに塩をいただき、いざコース内へ出陣。
広々として河川敷を一人占めした心地よさでスタートしてみると、ギラギラ太陽の直射日光が
容赦なくふりそそぎ、大ぶりのUVカット傘をさしても気休めにしかなりません。
2ホールが終了した時点でホールレイアウトを確認すると、3番ホールから、橋げたから離れていくようになっています。
これは途中でやめる場合、戻るのも大変だと思い、3.4.5番ホールをスルーすることに決め、
残り3ホールをラウンド。
8番ホール終了時には、水筒にいれた飲み物もなくなり、くたくたの状態でラウンドを終了。
クラブハウスまでの長い坂道がつらいのなんの。
途中、自販機を見つけ、飲んだコーラの味は、まるで学生時代の部活で練習が終わり、水にありついた時のような、格別の旨さでした。
えっ! ショットと飛距離はどうだった?ですか。
クラブを持ち上げるのも億劫になるほどの暑さで、思考能力ゼロ状態で、飛距離のことなど、頭から消えていましたが、足腰は確実に強くなっているのを実感することができました。
それが何よりの収穫でした。
※実際に使った冷感タオル。いや~、助かりました。
まとめ
酷暑の中、炎天下での手引きカートを引いてのラウンド。
目的と、体力・気力がないと、とても回れまれたものではありません。
ゴルフが楽しいより、ゴルフがきつく苦しいと感じてしまいます。
それよりなにより、ラウンドしようと思う人がいないのが普通で、好き好んでラウンドする人が変わり者ということです。
ちなみに、筆者が最終ホールに向かっているとき、二人のシニアゴルファーがスタートして行きました。4時前後でしたから、少しは日差しが和らいでいます。
夏場のゴルフは早朝か日没までの夕方スタートが当たり前ですから、お二人は常識人。
あえて、炎天下で基礎体力測定の目的でラウンドする場合、万全の暑さ対策と
いつでも止めるつもりを心がけておくことが絶対に必要です。
でも、ラウンド終了後の満足感と達成感は格別でした。
病み上がりでも、トレーニングをして体力がつくと、過酷な夏ゴルフも耐えられる。
真夏ゴルフをするという目標を達成したことが、大きな自信になり、
さあ~、明日からまた、元気にトレーニングするぞ!
とやる気にさせてくれた炎天下ゴルフのご紹介でした。