東海大福岡が早稲田実業を打ち崩し、
大会前に監督退任報道で批判もあった秀岳館が作新学院を僅差でやぶる大金星。
福岡大大濠も15回延長戦を戦い、再試合も勝利!
福岡県勢2校がベスト8進出が確定。
うぉ~~! 思わず、歓喜のうなり声が上がりました。
ここ数年、福岡の高校野球は低迷とはいえないまでも、
全国的な話題になるほどの活躍は、残念ながらありませんでした。
また、熊本も熊本地震の影響で昨年は春夏とも活躍することはできませんでした。
それが今回はどうだ!!!
全国の高校野球ファンだけでなく、野球好きが注目していた、
あの清宮を擁する早稲田実業と夏春連覇がかかる作新学院。
その強豪2校を破る大殊勲。
福岡・熊本だけでなく、九州全体の野球ファンが喜んでいる事が
容易に想像できます。
なんで九州の特に福岡の高校野球が強くなったのか?
ここでは、その要因を探ってみたいと思いますが、
あくまでも、筆者の独断と偏見や希望的観測に満ちた私見になりますので、
そこのところはご容赦ください。
■ やっぱり、SBホークスの影響が大きい。
福大大濠校は出場も久しぶりで、選抜は初戦突破が初で、もちろんベスト8も初。
東海大福岡も昨年は不祥事で対外試合ができない試練の時を乗り越え、
32年ぶりの出場でこちらも初のベスト8。
秀岳館は2年連続のベスト8。
3校とも、いろんな苦難を乗り越えての出場でこの活躍。
ホークスファンのファンで福岡県民としては喜ばしい限りですが、
ホークスの選手や球団もこの快進撃を喜んでいるのではないかと
感じています。
それは、数年前から、ホークスは福岡県だけをフランチャイズとする球団ではなく、
九州全体をフランチャイズ化する構想を打ち出し、
各地で子供野球教室などを積極的に開催してきました。
元々、九州は巨人ファンが多い土地柄で、
特に、熊本県は、V9巨人の監督、川上哲治氏が熊本工業出身であったことから、
今でも、古い野球ファンはジャイアンツ一辺倒の人が多くいます。
また、宮崎県は古くからのキャンプ地であったため、こちらも根強い巨人ファンがおおく、
今でも、キャンプ見物のお客さんは、ホークスと人気を2分しています。
(勿論、今では、ホークスのお客さんのほうが多いですけどね)
熊本大地震の時も、すぐ選手と球団が支援活動を行い、
今でも、監督以下選手は子供たちを球場に招待したり、
募金活動を活発に行ったりしています。
(いや~、選手の皆さんの優しさや心使いに感謝です。)
「ホークスを九州・沖縄を本拠地とする球団にする」
とする球団の目標が選手の意識改革とファンサービスの向上へとつながり、
その好影響が今回の甲子園の大躍進へと花開いた。
と、筆者は一人、納得顔でうなづいています。
■ 子供は、身近に触れ合ったヒーローに憧れ、頑張る。
今の高校生が10年前は、小学校低学年前後。
少年野球チームに入ったり、家族とヤフオクドームに応援に通った子もいるでしょう。
地域の子供野球教室に参加した子もいるでしょう。
そんな子供たちは、ギータ柳田や今宮健太、マッチや内川、長谷川選手会長と
もしかしたら、どこかで握手をしたり、サインを貰っているかもしれません。
サインや握手をしてもらった子供は、選手にあこがれます。
ファンの選手の様に、自分もプロ野球選手になりたい!
と大きな夢を持つ子もいたでしょう。
いいなア~、子供は夢を持つのが一番。
その夢に向かって頑張れるのも、子供の特権。
そんな、子供の夢を後押しする活動を地道に行ってきたホークス。
これからも地道なファンサービスで野球を目指す子供たちの応援と
地元の逸材の発掘と育成。
それを継続することが、地域に愛される常勝球団ホークスとして、
また、世界一を目指す球団としての、使命。
それを今回の甲子園での九州勢の活躍を見て、強く感じました。
結論、今日の記事の内容は、ホークスの応援メッセージと
讃歌になってしまいました。
「悪しからず、他球団のファンの皆さん」と
詫びつつ、お終いです。