
花火のヤフオクドーム
プロ野球ファンが首を長くして待っていた球春到来を告げる3月。
ソフトバンクホークスファンのスポーツオタクライターのGamaです。
オープン戦も始まり、侍ジャパンの強化試合も2連勝と順調に船出。
寒い冬の間、野球・ホークスネタは書かなかった筆者も3月をむかえ、書かずにおられない。
衝動を抑えきれず、まずは、ソフトバンクホークスの自慢話から、書いていきます。
目次
ソフトバンク一番の宝物
なにを誰でもわかっていることを偉そうに書くのか。
お叱りは重々承知の上で、書かせていただきますが、
一番の宝物は、いわずと知れた、王貞治会長。
ホークスだけでなく、日本球界全体の至宝であることは、誰も異論はないでしょう。
王会長がホークスに来られ、会長そのものの存在が、秋山幸二前監督や工藤公康現監督など、
他チームの主力選手をホークスへ迎え入れる力になり、小久保や井口、松中に城島。
現役では和田に松田など、入団後主力となる花形選手を競合のない自由枠で獲得できたのも、
世界のホームラン王「王監督」の下で野球がしたい、という選手のあこがれがあったからでしょう。
王会長がダイエーホークスの監督に就任し、福岡に来られたのが1994年。
当時の筆者は、プロ野球に関心をなくしていて、王監督就任のニュースを聞いたとき、
世界の王貞治が、縁もゆかりもない九州のしかも、弱小チームのダイエーホークスの監督に就任する訳がない。
なにがあったのかな?と不思議に思っていました。
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閑話休題 【ちょっと横道のこぼれ話】
当時私がプロ野球に関心をなくしていた理由は、
子供のときからファンだった西鉄ライオンズが福岡を離れ、西武ライオンズになったことが根本にあります。
西鉄から西武に身売りした時、筆者が勤めていたのが西武のグループ会社。
福岡にいるライオンズファンの親類や友人から、「お前の会社がライオンズを埼玉にもっていった」
と散々愚痴を聞かされていました。
しかし、もともとライオンズファンだった私は、本拠を福岡から移したことに抵抗はあったにしても、
いつしか、西武ライオンズを応援するようになり、特に秋山幸二選手の大ファンになりました。
勤めていた会社が、ダイエー本社ともろにライバル関係にあったことで、ホークスが福岡に来てからも、
ライオンズファンのままでした。
そんな私がダイエーホークスのファンになったキッカケは、一つは、会社を辞め福岡に帰ってきたこと。
二つ目の決定的な出来事が、秋山選手のホークス入団でした。
それ以来、ずうっ~と、ホークスファンです。
ちなみに、私は子供のときから、アンチジャイアンツでしたが、
王選手が活躍し始めると、長嶋選手が好きになるという、屈折したファン心理の持ち主でした。
もちろん、今は王会長の大ファンで、大恩人として感謝の心をもって尊敬しています。
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長いこぼれ話になってしまいましたが本題に戻します。
ホークスの礎を築いた功労者の存在
前段で、王監督が縁もゆかりもない九州にきて、ホークスの監督になる。
なにがあったのかな? と書きました。
ホークスファンになって日が浅い人や、若いファンの方は、ご存知ないかもしれませんが、
ホークスには、いまや伝説となった人物がいました、その人は、球界の寝業師と呼ばれる故根本睦夫氏。
球界に持つ広い人脈を持った根本さんは、西武ライオンズから、ダイエーホークスの監督に就任。
そして剛腕を次つぎに発揮していきます。
根本さんの最初で最大の功績は、世界のホームラン王をホークスの監督に招聘したことです。
根本さんの王監督招聘のいきさつは、今や伝説となって、語り継がれていますが、
筆者が最も驚いたことは、王さんに監督就任を持ち掛けたのが、根本監督1年目だったということです。
それもシーズンが始まったばかりのとき。
弱くて人気がなかったダイエーホークスを強くするには、自分より、絶大な人気を持った人が監督をするほうが良い。
自分は裏方に回り、監督を支えよう。
その後、裏方のトップ、球団専務になった根本氏は、西武から石毛・工藤・秋山選手など、主力選手を次々にホークスへ、
招き入れ、王監督を支えていきます。
まさに有言実行。
筆者は、そんな考えを持つ人がいたのか! と感激し、益々ホークスが好きになりました。
根本氏の名言
王監督招聘のときの決め言葉
「東京ドーム、ジャイアンツには長嶋茂雄という長男がいる。君はジャイアンツでは次男坊で長男にはなれない。
ホークスにきて、福岡ドームの長男にならないか。補強はいくらでもする」
王監督と選手の壁を取り払った言葉
「監督を世界の王と思うな、ラーメン屋のせがれと思え」
根本氏が基礎を築き、王監督が意思を継いだことから、常勝ホークスが始まりました。
根本さんのことを書き出すと、ページが足りなくなるので、詳しくはまたの機会にしたいと思います。
戦力と環境という財産

癒される
連続日本一を狙うホークス。
他球団ファンや関係者がそろってうらやむホークスの強みは、育成力と豊富な若手選手。
以前も何度かご紹介しています、筑後市にあるファーム施設、タマホームスタジアム筑後(タマスタ筑後)。
詳しい様子は地元になじむタマスタ筑後の若武者たちという記事に書いていますので、ご覧ください。
施設周辺には、食事するところや買い物するところさえない環境。
地元では、「あの辺は車で行くとこ」と駅利用者以外、歩いている人はまず見かけません。
ファーム施設としては、他球団が見学に来るほど、充実した設備内容。
野球に没頭するしかない、環境と充実した施設。
そこに、3軍まで実戦を重視した育成システムを確立。
育成から巣立ち、一躍羽ばたいた、千賀投手や甲斐選手、石川選手たちが一軍で活躍する中、
タマスタ筑後で虎視眈々と爪を研ぐ若鷹達が、出番はいまかと待ち構えています。
筆者一押しの、19歳サウスポーの古谷投手を始め、投手陣は笠谷に長谷川宙、高橋、野沢、田中など多数の有望選手が目白押し。
野手陣も他チームがうらやむ人材がゴロゴロといる。
まさしくタマスタ筑後は、人財の宝庫に間違いありません。
まとめ
パリーグNO.1の観客動員数を誇り、人気と強さを併せ持つ球団に成長したソフトバンクホークス。
王会長やレジェント根本氏を始め、数々の選手やコーチ、スタッフの人たちの努力が生み出した賜物です。
そして、ホークスをここまで育て上げた最大の功労者は、ファンの力です。
ライオンズが去り、プロ野球不在になった福岡にまた、おらがチームを創ろうと力を尽くされた関係者。
二度とプロ野球不在にはしてはいけないと、ドームに通った一般ファンの皆さん。
全部の力が結集して今の強いホークスが生み出された。
だから、ホークス最大の財産はファンの存在。
ps
いまや、常勝ホークスを支えている力は、間違いなく、タマスタ筑後にあるといっても過言ではありません。
タマスタ筑後は、ホークスにとって人財という資源の宝庫です。
ファンの皆さん、是非、筑後まで足を延ばして資源をその目で確認してください。
とお願いしたところで終わります。
お読みいただき、有難うございました。