WBCのベストナインの千賀投手が選出され、SBホークスファンとして、
誇らしいのは当然だけど、メジャーが獲得に乗り出すのではと
心配でもあります。
マスコミは、この選出でこぞって、NPB「育成の星」が世界のベストナインへと
上り詰めたと賞賛の記事であふれかえっています。
今日は、千賀投手をWBCの活躍へと導いた球団や指導者にスポットを
当てて、喜びに浸りたいと思います。
始まり始まり。
■ SBホークスの育成システムは凄い!
ホークスのファーム施設「タマスタジアム」は、福岡市から1時間ほどの
筑後市にあります。
車で行くと、田んぼが広がる、のどかな田園地帯に突如として、国内で最も充実した
ファーム球場がど~ん!と視界に入ってきます。
(何も視界を遮るものがないからだよ!と自虐ネタ。)
周りには、コンビニもない、シャレたレストランやまして、
若者が好む、カフェなどあるはずがない。
そんな球場に隣接して、合宿所があり、若手選手は野球を
やるしかない環境に置かれています。
そして、他球団がうらやむ施設と3軍制の育成システム。
3軍制を導入するときに、その目的を聞かれた球団は、
「ファームの若手選手は、練習ばかりではモチベーションの維持と
実戦感覚を養うのがむつかしい。
3軍を設けることで、2軍や独立球団などとの試合ができ、
ファーム内で競争意識と実戦ならではの、ゲーム感が維持できる。」
と、その期待効果をコメントしています。
そして、生まれたのが、「育成の星・千賀晃大」
う~ん?
ちょっと待ってください。
育成の星と騒がれたのは、山田大樹投手が元祖でしょう。
2006年の育成入団で、2011.2012年と7.8勝と活躍しました。
ここ数年は、不調でしたが、昨年は、ファームの最多勝を獲得。
今年こそはと期待されているピッチャー。
ホークスは育成も含めて、投手は高校生を中心で獲得します。
そして、ファームで数年ミッチリ鍛えて、一軍へ送り出しています。
ファームには、他球団がよだれを流しそうな
期待の若手投手がゴロゴロいて、
ホークスの育成力の凄いことを証明しています。
■ そんな若手は指導するコーチと指揮官の信頼関係から生まれる
ホークスは、コーチ陣を1軍から3軍まで適材適所で配転させています。
その人事でもめないのかと、ファンでもヤキモキ、心配するほど。
でも、何事もないように、コーチ陣は与えられた職務をこなし、
見事にファームで連覇を達成しています。
それは、ファームを任されたコーチに信頼し、実権を渡した、
指揮官の人を見る目が生かされている証拠。
その最たるものが、秋山幸司前監督。
秋山監督が王会長から全幅の信頼を寄せられて、
ギータ柳田や、マッチ松田、名手今宮、選手会長長谷川、
いまや、ヒット職人の中村晃。
そして、世界のベストナイン、千賀。
いや~~~~ 凄い!!!
いまやNPBを代表するような選手たちが
みんな生え抜き。
それを見出し育てたのが、ほかならぬ、秋山監督。
常勝球団ホークスを築いたのは、
王監督から秋山監督への信頼関係のバトンタッチの賜物。
今の工藤監督や侍J、小久保監督も王会長を師と仰ぐ。
球団と指揮官そして、ファームとの信頼関係のトライアングルが
ある限り、SBホークスの強さは続くでしょう。
■ まとめ
筆者は西武時代から秋山選手の大ファンでした。
いかにも、熊本のモッコス特有の朴訥とした人柄で、
それでいて、大リーグに最も近い選手と言われるほど、
3拍子揃ったアスリート。
あの日本シリーズで西武が日本一になったときの
バク転が今でも、目に焼き付いています。
そんな秋山さんの教えを受けた選手諸君。
皆さんの活躍が秋山さんへの恩返しですよ。
今年もしっかり勝って、日本一になりましょう。
ワクワクして、開幕を待ちましょう。
SBホークスファンのご同輩!!