今年のメジャー初戦、「2017年マスターズ」は面白かったですね。
日本国民期待の松山選手が優勝候補に挙がり、
国内でも例年以上に盛り上げっていたようです。
松山選手は、出足につまずき、本人には、不本意な成績でしょうが、
最終日に5アンダー67とスコアを伸ばして、
11位で来年度の出場権を獲得したのは、さずが世界4位の実力でした。
優勝は、スペインの「神の子ガルシア」が英国のローズとプレーオフとなり、
出場19回目で初のグリーンジャケットを獲得。
TV観戦で、この手に汗を握る熱戦を見ていましたが、
最後の決め手は、やはりパッティングでした。
そのパッティングの場面で筆者が面白く思った場面をご紹介しますが、
皮肉な結末で笑えます。
■ 解説の「トミー中嶋」が発した言葉が面白かった
優勝したガルシアが15番ロングホールでピン直撃の
ミラクルショットで3メートルのイーグルを奪取。
ガッツポーズが飛び出し、ローズと並びました。
続く、16番ショートホール。
両者、ピンそばのバーディーチャンスにつけた。
ローズはナイスバーディ!
続いて、ガルシア。
打った瞬間、トミー中嶋が発した言葉。
「ひどいストロークでした。
テークバックがまっすぐ引けてません」
案の定、ボールはカップをかすめもせず。
トミー中嶋曰く
「ガルシアのショットは超一流。
パッティングがうまくないから、メジャーで勝てない」
という趣旨の解説をしました。
というのも、
ガルシアは19歳で初出場した1999年の全米プロで
あのタイガーウッズに1打差の2位と善戦し、
一躍「神の子ガルシア」と脚光を浴びます。
その後、メジャーには欠かさず出場を続け、
全英オープンと全米プロで2位が2度ずつと
食い込むなど、5位以内が12度もありながら、
メジャーの頂点には立てていなかったから。
筆者が見てても、打った瞬間
「だめだ!」と思ったほど、ひどいパッティングでした。
これで、ガルシアの1打ビハインド。
筆者は、「パター名手のローズだから、このガルシアのパターでは
ローズで決まりだな」と思った矢先。
ところがここからがまた、面白い展開に。
■ トミー中嶋の解説が聞こえたのか?
つづく17番ミドルホール
両者ともファーストパットを外し、
先にガルシアがタップインでパー。
続くパッティング名手、Jローズ。
「えっ。外した」
ショートパットを外して、まさかのボギー。
また、両者対スコア。
16番での中嶋の解説に反発するように
ガルシアは、手堅くパー。
そして、18番最終ホールへと続き、
18番のバーディパットを外したのは、ご愛敬で
結末は、プレーオフの劇的なバーディーパット。
「パターが良ければ、ガルシアはメジャーを何度でも勝てる」
トミー中嶋が言った言葉は、プレーオフのパッティングで証明され、
めでたく、ガルシアのメジャー初制覇で幕を閉じました。
■まとめ 「やっぱスコアメイクはパターやった!」
ドライバーisショー。パットisマネー。
ゴルファーは誰しもがかみしめている、この言い伝え。
松山選手も
「パターがひどかった」と語っていましたが、
ショートパットを外すと頭の中はパニックになりますよね。
松山選手が4パット? (ノ・ω・)ノオオオォォォ-!
松山でも4パットをするんだ。
ガルシアでも、あんなストロークをするんだ。
へぼゴルファーの筆者は、なぜか安心感を覚えた。
松山選手は記者会見で
「一度落ちた調子をメジャーに合わせてあげるのではなく、
調子が落ちない様にする。そのために練習する」
と言っていました。
アマチャゴルファーは、
「ドライバーの練習はたくさんするが、
パターの練習はほとんどしない。」
という人が大半でしょう。
今回のマスターズを見て、
パターこそが、勝敗のカギを握っていることを
あたらめて感じました。
皆さん! パターを練習しましょう!!!
ということでお終いです。
それにしても、トミー中嶋の解説は面白かった