宮里藍選手がまさかの引退表明です。
先週のBSレディースで6連続バーディーを決め、
誰もが復活を信じていたことでしょう。
まさか?まさか? ありえないだろう。
悲しすぎる。
止めないでくれ!
いろいろな感情がファンの心に湧き出ていることでしょう。
筆者のその一人。
ショックが大きすぎて、言葉に出せない。
それほどの衝撃を受けました。
藍ちゃんが13年ぶりにBSレディースに出場が決まったときのこと。
あるスポーツ紙に
BS本社は、藍ちゃんは国内の試合に出るより、
アメリカで頑張ってもらったほうが良い。
アメリカで頑張ってくれるほうが、日本での注目も高くなる。
だから、無理して日本国内の試合に出なくても良い。
と語っていて、今回の出場については、
やれ、アメリカツアーを撤退して、国内ツアーに復帰。
やれ、結婚準備のために国内復帰か?
などと勝手な憶測記事があがっていました。
「な~に、馬鹿なことを書いてんだ」
とその時憤慨した筆者。
いまよくよく考えてみると、
故郷沖縄で勇作兄貴の優勝をグリーンサイドで見ていた時の藍ちゃんの顔。
「なんて穏やかな顔をしているんだろう」
とまぶしく感じていたことを思い出した。
勝負師の藍ちゃんの顔とは、全く、別人のような、穏やかな表情。
今思い返すと、あの時、すでに引退を決めていたのではと
思えるほど。
あ~あぁあ! まさかの引退。
ショックが強すぎ、考えがまとまらず。
■ 藍ちゃんに救われたゴルフ業界
いままた、ゴルフ界を取り巻く環境が懸念されています。
曰く、ゴルフ2020年問題。
「ゴルフでコアな愛好者の団塊世代が70歳をむかえ、ゴルフリタイアをする。
そうなると、ゴルフ業界は30%以上の顧客減という打撃を受けることになる。」
といった、ゴルフ業界にとっては、センセーショナルな問題です。
思い起こせば、2003年。
当時もバブル経済崩壊でゴルフ業界は悲惨な状態。
接待ゴルフがなくなり、ゴルフがバブルを代表するスポーツの
ような扱い。
ゴルフ場は、閑古鳥が鳴き、用具メーカーは瀕死の状態。
筆者の練習場も同様。
廃業も視野に入れ、なんだかんだと手を変え品を変え、
ゴルファーの獲得に汗を流していた時。
颯爽と現れた女子高生ゴルファー。
なんと女子高生のアマチャが優勝の快挙を達成!
そして、あっという間に、巻き起こった大フィーバー。
”神様、仏様、藍ちゃん”
まさしく、ゴルフ業界にとっての女神。
藍ちゃんの活躍に刺激されたように、続々とニューヒロインが登場。
さくらにしのぶに智恵ちゃん、桃子に江里菜に真夕に理香子。
などなどなど。
そのフィーバーが今の女子ゴルフ人気を作り上げたのは間違いない。
と断言。
お陰で、筆者の練習場も生き残ることができました。
■ まとめ
どれほど、実力があっても、どれほど人気があっても、
本当に実力のある人は自分の力を押し計る判断基準があるのでしょう。
世界のホームラン王、王貞治会長が現役引退のとき。
30本以上のホームランを打ちながら、
「王貞治のバッティングができなくなった」
と驚きの引退。
まさしく、自分らしいパフォーマンスができなくなれば、
潔く身を引くという美学。
その姿が一流のアスリートの証し。
と頭でわかっていても、藍ちゃんの引退は惜しい。
せめて、日本でゴルフにかかわる仕事をしてほしい。
そんな切なる思いがこみあげている筆者。
藍ちゃんに感謝を込めて、
今まで有難う!これからも、よろしく!
と惜しみつつ、本日はお終いです。
こんなショップもありますよ。