女子ゴルフの『マンシングウェアレディース東海クラシック』は、
台湾のテレサルー選手が韓国の全美貞選手とのプレーオフを制し、
優勝しました。
優勝争いが佳境を帯びてきた、15番ホールロング。
テレサルー・全美貞・成田美寿々選手の
3者が選択したショット選択は、アマチュアゴルファー、
特に初心者の皆さんに、参考になるのではと思い
私なりの解釈をお伝えしたいと思います。
参考になれば?
■3選手のマインドは?
成田美寿々選手は、なにがなんでもバーディー以上を取らないと
優勝争いに残れない。
当然ここは、2オン狙いです。
(ただ、力が入りやすい心理状態のはずです。)
テレサルーも、全美貞が着々とスコアを伸ばし、
崩れる気配がありません。
テレサのティショットも飛んでいて2打目のライも悪くない。
テレサの飛距離であれば、2オンの可能性は高く、
これも狙うのは、当然だと思いました。
トップを走っていた全美貞は、崩れる気配は全くなく、
池ポチャなどのトラブルを避けるためレイアップを選択、3オン狙い。
あわよくば、バーディーで二人を突き放す。
そんな心境だっただろうと思います。
(これも、至極当然の心理です)
■結果は?
美寿々選手は、右からドローでの2オン狙いのスタンスです。
しかし、カットにはいり、左に飛んで池ポチャ。
万事窮す。 これで終わりました。
テレサは、ユティリティーでグリーンセンターに2オン成功。
カップには距離はありましたが、楽々イーグル逃がしのバーディー奪取。
全美貞は2打目レイアップで3オン狙い。
これも見事なショットでバーディ!
(実はこの時点で、全美貞の優勝は確実だと思い、
外出してしまいました。)
スマホでニュースを見ると、
なんと、テレサが逆転優勝していました。
それを見て、あの15番での3選手のショットに臨む
心理状況がそのまま、結果につながったと、得心しました。
気楽にガンガン攻めたテレサルー選手。
勝つために、手堅くいった全美貞選手。
一か八かの勝負に行った成田美寿々選手。
3者3様のトライ方法。
何でもかんでも、グリーンの近くに飛ばそう。
ゴルフは飛ばしが命、または生きがい。
と思っているアマチュアゴルファーの貴方。
(かくいう私も、同じ穴のムジナです)
次のラウンドの時や練習場で昨日の15番ホールの
彼女たち、3者のマインドを思い出しながら、
ショットをしてみてください。
勉強になるはずです。(多分?)
■それにしても、海外勢は強いですね~。
シニアオープンゴルフがマークセン選手。
男子のANAがB・ジョーンズ。
女子がテレサ。
海外選手が嫌いでも、いやでもないですが、
日本人選手にも頑張って貰いたいものだと
心底、そう思っています。
そうは言いながら、テレサルー選手おめでとう!
負けたけど、復調著しい全美貞選手。
いつもニコニコ、マナーも素晴らしい申ジエ選手。
その他、イチヒ、イボミ、キムハヌルなどの韓国選手たち。
今の日本女子ゴルフの人気を支えているのは、彼女たちの
頑張りのおかげだといっても過言ではないと思います。
頑張れ、女子プロゴルファー!